要約
来客30分前にトイレが完全に詰まり、水位が上昇して溢れる寸前になった。ラバーカップで15分試みたが改善せず、水道局指定工事店に緊急依頼。ローポンプと高圧洗浄で約40分の作業により詰まりが解消。費用は出張費・作業費込みで22,000円(税込)だった。
その日は、来客の30分前だった
2024年1月の木曜日、午前11時ごろのことだった。午前11時半には取引先の方が2名いらっしゃる予定で、私はリビングの掃除を終えてひと息ついたタイミングだった。
自宅は埼玉県さいたま市の戸建て住宅で、築22年になる。1階と2階にそれぞれトイレがあり、今回詰まったのは来客にも使ってもらう1階のトイレだった。
最初の異変は「水が引くのが妙に遅い」という程度だった。前日の夜にも少し気になっていたが、そのうち直るだろうと思ってそのままにしていた。ところが朝の使用後から水位がじわじわと高い状態を保つようになり、レバーを引くたびに「大丈夫か」と確認するような状態になっていた。
そして来客の約30分前、トイレを使い終えてレバーを引いたところ、水が全く流れ下がらなかった。それどころか水位がみるみる上昇してきた。便器のふちまであと数センチというところで、かろうじて止まってくれたものの、あの瞬間の焦りは今でも思い出せる。
まずラバーカップを試した。しかし……
台所の下の収納にラバーカップ(ゴム製の吸引器具)があることを思い出し、すぐに取りに行った。説明書きを読み直す時間もなく、とにかく排水口に押し当てて引いたり押したりを繰り返した。
水位がすでに高い状態だったので、作業中に水が床に垂れそうになり、周囲にバスタオルを敷き詰めた。ラバーカップを数回引くと「ゴポッ」という音がして、少し空気が動いた感触はあった。ところが水位は下がらない。もう一度レバーを引くと、また水位が上がってくる。
計15分ほど試みたが、状況は変わらなかった。後で業者に聞いたところ、私のやり方自体は間違っていなかったようだ。ただ、詰まりの位置や原因によっては、ラバーカップでは対応できないケースがあると説明された。今回がまさにそれだった。
時計を見ると来客まで15分を切っていた。「これは自分では無理だ」と判断し、業者を呼ぶことにした。
業者を探す際に確認したこと
スマートフォンで「トイレ詰まり 緊急 さいたま市」と検索すると、複数の業者サイトが表示された。焦っていたが、いくつかの点だけは確認してから電話した。
- 水道局指定工事店かどうか(自治体が技術・信頼性を審査した業者の証明になるため)
- 来るまでの時間の目安
- 出張費がかかるかどうか、作業前に見積を出してもらえるか
- 追加料金が発生する場合のルール
最終的に選んだ業者は、ウェブサイトに「さいたま市水道局指定工事店」と明記があり、電話口で「現地確認後に見積を提示し、承認いただいてから作業開始します」と説明してくれた。到着の目安は「30〜40分程度」とのことだった。
来客には事情を説明して30分遅らせてもらった。正直に「トイレの緊急トラブルが発生した」と伝えたところ、先方は快く対応してくださった。
業者による作業の流れ
業者が到着したのは電話から約35分後だった。担当の方はまず便器の状態と水の流れを確認し、「排水管の途中に詰まりがありそうです。まず見積を出します」と言って金額を提示してくれた。
提示された金額は税込で22,000円。内訳は出張費3,300円、ローポンプ作業8,800円、高圧洗浄作業9,900円だった。「作業してみて追加が必要になる場合は、その都度確認します」と言ってくれたのは、少し気持ちが落ち着いた。
作業はローポンプ(業務用の加圧式吸引器具)から始まった。ラバーカップより力が強く、排水管の奥まで圧力をかけられる道具だと説明してくれた。数回の作業後、水位が少し下がったが完全には解消しなかった。
続いて高圧洗浄機を使用した。細いホースを排水管に挿入し、高圧の水流で詰まりを押し流す方法だ。この作業中に「何かが流れた」という感触があったらしく、担当の方が「抜けましたね」と言った。試しに水を流すと、問題なく排水されるようになった。
作業時間は現地到着から終了まで約40分だった。
詰まりの原因は何だったのか
業者に原因を尋ねると、「取り出せたものがないので断言はできませんが、トイレットペーパーや排泄物が蓄積して固まったものと思われます」との回答だった。固形物が管の途中で引っかかったというより、少しずつ蓄積したものが臨界点を超えた可能性が高いとのことだった。
築22年という年数について聞いてみると、「排水管の内壁に汚れが付着しやすくなっている場合もある」とは言っていたが、「それが直接の原因かどうかは確認が難しい」という回答だった。あくまで可能性の一つとして受け止めている。
私自身が思い当たる点としては、来客前日から「流れが遅い」サインが出ていたにもかかわらず、放置してしまったことだ。あの時点で対処していれば、あれほど切迫した状況にはならなかっただろう。
やってはいけない対処・悪化につながる行為
今回の経験と業者からのアドバイスをもとに、詰まりの際にやらないほうがよいことをまとめておく。
何度もレバーを引き続ける
詰まった状態でレバーを繰り返し引くと、水位がさらに上昇して溢れるリスクが高まる。水位が下がらない場合は、いったんレバーを引くのをやめるべきだった。
大量の水を一気に流し込む
「勢いで押し流そう」としてバケツで水を流し込む方法を考えた人もいるかもしれないが、詰まりが深刻な場合には逆効果で、溢れる原因になる。
市販の液体パイプクリーナーをすぐに使う
市販の配管洗浄剤(液体タイプ)は、排水の流れが緩やかな場合の予防・軽度のケアには向いているが、完全に詰まっている状態では液剤が留まるだけで効果が出にくい。業者も「完全閉塞の状態で使っても改善は期待しにくい」と言っていた。
細い棒や針金で直接かき出そうとする
便器の奥に固形物を押し込んでしまったり、排水管を傷つけたりするリスクがある。手が届く範囲に明らかな異物がある場合を除いて、奥に向かって器具を挿入するのは避けたほうがよい。
費用と作業内容の整理
| 項目 | 金額(税込) |
|---|---|
| 出張費 | 3,300円 |
| ローポンプ作業 | 8,800円 |
| 高圧洗浄作業 | 9,900円 |
| 合計 | 22,000円 |
支払いは現金とクレジットカードの両方に対応していた。領収書もその場で発行してもらえた。なお、この金額はあくまで私のケースであり、詰まりの程度・作業内容・業者・地域によって変わる。
今回の経験から変えたこと
あれ以来、「流れが少し遅い」と感じた時点で様子を見るのをやめた。軽度の段階であれば、ラバーカップや市販の配管洗浄剤で対処できる可能性が上がる。深刻になる前に手を打つことが、結果として費用も時間も抑えることにつながると実感した。
また、信頼できる水道業者を事前に調べてリストアップしておくことにした。緊急時に焦りながら検索するより、平時に水道局指定工事店かどうか・料金体系が明示されているかを確認しておくほうが、冷静な判断につながる。
トイレのトラブルは突然起きる。今回のように来客直前というタイミングでなくても、深夜や休日に起きることもある。備えられることは、できる範囲で整えておいたほうがよいと思っている。
FAQ
Q. トイレが詰まってレバーを引いたら水位が上がってきた。まず何をすればよいですか?
まずレバーを引くのを止めてください。水位がさらに上がって溢れるリスクがあります。水位が下がる気配がない場合は、ラバーカップを試す前にタンク内の止水栓を閉めて給水を止めることも選択肢の一つです。ラバーカップを試しても改善しない場合は、無理に繰り返すより業者への相談を検討してください。
Q. ラバーカップはどんな詰まりに効きますか?逆に効かないのはどんな場合ですか?
トイレットペーパーや排泄物による軽度〜中程度の詰まりには効果が出やすいとされています。一方、固形物(スマートフォン・おもちゃ・大量のペーパー類など)が管の奥で引っかかっている場合や、詰まりの位置が深い場合には効きにくいことがあります。私のケースでも、後者に近い状況だったと業者から説明を受けました。
Q. 緊急の水道業者を選ぶとき、何を確認すればよいですか?
最低限確認しておきたいのは、①水道局指定工事店かどうか、②作業前に見積を提示してくれるか、③追加料金が発生する場合の説明があるか、④到着までの目安時間、の4点です。電話口で曖昧な返答が続く場合や、金額を全く教えてくれない場合は別の業者に問い合わせることも検討してください。
※本記事は、提携業者様からご提供いただいたエピソードをもとに、個人が特定できないよう当サイト独自に脚色を加えています。
類似のケースであっても、状況や地域に応じて対処方法や金額が異なる場合があります。